2009年07月24日(Fri) やっとこ金曜日 [長年日記]
● [n810] N810のOSを更新する
というわけで購入直後に引続き2回目の更新。 これ以降はreflashする必要はなくなるのだそうだ。
まず、maemo.org wikiのUpdating the tablet firmwareのページから辿って、 RX-44_DIABLO_5.2008.43-7_PR_COMBINED_MR0_ARM.binをダウンロードしました。 firefox 1.0.7だと2回ダウンロードしてもmd5sumが合わなかったのだが、 w3mでダウンロードしたものは1回で合った。何かあるのかな?
前回と同じく、デバイスの電源を切り、USBでつないで、rootで実行。
ここでデバイスに充電器をつなぎます。
あ、何だか起動が速くなった気がする。
次に、購入直後を思い出しながら、 音やLEDの設定、wlanの接続をしました。
日本語のフォントが入ってるよ。ありがたい。 標準のwwwブラウザでEUC-JPやUTF-8の日本語のページを表示することができました。 また、標準のメーラでISO-2022-JPやUTF-8の日本語のメールを表示することができました。
次に、必要なアプリケーションを追加します。
opensshは、いつものRepositories for Nokia Internet Tabletsから検索しました。 Diablo maemo extrasよりインストール。 インストール中にrootのパスワードを決めます。 これでscpも使えるようになりました。
Anthyは、Maemo CJKのものは、インストールに失敗した旨表示されました。 依存パッケージを順にアンインストール。 代わりに、Application mangerのcatalogueからMaemoCJKをはずして、 Kimitake's blogより、 Application catalogue..に下記のように登録しました。
- Catalogu name
- kimitake repository
- Web address
- http://kimitakeblog.net/maemo
- Distribution
- diablo
- Components
- test
今度はscim-anthyのインストールに成功しました。 ありがとうございます。 ExtrasにSCIM INput Method Setupが入るのでSettingsに移動しました。 この状態で下記を確認しました。
- wwwブラウザのアドレスバーや検索窓には日本語を入力できる。
- wwwブラウザの中には日本語を入力できない。残念 - 検索窓に入力してコピー&ペーストできますね。
- xterm(vimを含む)、メーラには日本語をタイプできる。
- 標準のメーラからUTF-8で日本語のメールを送ることができる。X-MailerはModest 1.0。
- Chatで日本語のやりとりをできる。
Global setupからEmbed Preedit Stringをチェック、 GTKからShow:Always、Stick windowsくらいが安定するかな。
この他、 openntpd skype vim statusbarclock load-applet maemo-mapper をインストールしました。 statusbarclockのアナログ表示とデジタル表示の切り換えは 標準のclockアプリケーションでやるのですね。
mcalendarも試してみましたが、Google Calendarとの同期がいまいち。Google Calendar側でタイムゾーンのサポートをはじめたので、予定ごとに違うタイムゾーンを扱えないかと期待したのですが。将来に期待します。というかsunbirdつくってみたい。
ホームスクリーンのバックグラウンドはChinookのgalasser (バネみたいな模様) が好きでした。 Chinookのバックアップから/usr/share/backgrounds/glasser.desktopとglasser.pngをglasser-chinook.*としてコピーしてきて、glasser-chinook.desktopを適当に編集してhome screenのメニューからSet background image...で指定したら、同じようなバックグラウンドになりました。
というわけで発表後1年経ってようやくOSを更新しました。 もっと早くやっとけばよかったよ。
最近のツッコまれどころ