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2009年03月05日(Thu) サーバが落ちてて仕事が進みません [長年日記]

電源工事終わってるはずなのにな

Dell Latitude Onで遊んでみる

仕事場のマシン(Dell Latitude E4200)におもしろそうな機能が付いているのがわかった。Latitude Onとかいうもので、ARMのプロセッサがメインのプロセッサとは独立に動いているみたい。

電源を切った状態からLatitude Onのロゴのボタンを押すとXが起動して、「設定しなさい」というダイアログが表示される。Windows XPにAdministrator権限でログオンしている状態でこのボタンを押すと設定用のツールが起動される。「Outlookを使ってるんなら使わせてやる」というダイアログが表示されたので最初はここで止めたのだけれど、もう少し時間があるようなのでとりあえず促されるままにパワウードを設定して電源を切ってみたら、Latitude Onからメール/カレンダー/コンタクトを表示するらしき画面が表示されるようになった。

画面の右下にはscimのようなウインドウ。Default Keyboardの他、アラビア文字、「日本語」、ハングル、ロシア語?、Simplified Chinese、繁體中文-何か2つ選択肢、が選べる。日本語を選ぶと、Anthy。Sfhit-spaceやControl-spaceには反応しないけど辞書もちゃんと見えてる感じ。しかしAの左にあるのはCtrlじゃなくてCaps lock。

このアプリケーションだけではwwwサイトも見られないようだし、筐体のファンはばしばし回ってるし、あんまり使い手はなさそう。ここにMaemoだかDebianだか入れてみたいよね。さて、このアプリケーションから抜けるにはどうすればいいか。やっぱりCtrl-Alt-BackspaceもAlt-F1もCtrl-Alt-F1も効きませんですよ。

(追記) Windows XPのプリインストールされたパーティションに、Program Files/Dell/Latitude ON Reader/menu.lstをみつけた。すばらしい…ってこいつら、DocoMomoで起動してマウントした時には見えるけれど、Windows XPからは見えないようになってるんだね。DocoMomoで起動して、viで「timeout 0」の行をコメントアウトして電源を切ってからLatitude Onのボタンを押すと…Latitude Onのロゴが表示されてからgrubのメニューが表示されましたよ。よしよし。Cでコマンドラインに降りるとプロンプトは見えないがコマンドラインは使えるようだ。しかしカーネルとして使われるはずのbzImageのfileの結果はx86 boot sectorなんだよねーいや→LinuxカーネルメモによればbzImageの最初はブートセクタなんだ。

Latitude ON Readerの中身

menu.lstから指定されているinitrdは/linuxrcを持っていて、imageをルートファイルシステムにするようにしているように見える。ここには/initや/sbin/initは無い。

imageの中身は普通のルートファイルシステムのようで、/bin/initはbusyboxへのsymlink。さてー。Xを上げてるのは誰なんだろう。

initrdやimage内には/bin/shはあるようなので、init=/bin/shで上げてみようかな…だめか。ロゴが表示されたままになる。run level 1に行ってもらうのもだめ。コンソールが使えなくなってるのかしらん…ちゃう。Latitude ONのロゴの白っぽいところにはコンソールの文字が透けて?見えるよ。

uname -aの結果は…最後の方だけ見えて、「i686 unknown」。へ。ARMじゃないの?なんだあ。


作り手とその取り巻きだけが楽しんでる間は本物じゃない。その中身が理解できない人々の生活を変えてこそ本物だ


zunda <zunda at freeshell.org>