おまぬけ活動日誌

最近のツッコまれどころ

この日誌から Google してもらう


2003年06月16日(Mon) 羊の寝床、移動 [長年日記]

今朝は遅めに家を出たのだけれど、いつも羊が寝ている囲いの撤去をしていた。あー。もう放牧終わりだな、と思ったら羊たちはそばでごはんを食べていた。今晩どうなるか楽しみ。

[Ruby] お天気プラグインの辞書

初トラックバックだ!(金曜日) ありがとうございます。 やっぱ最近のツッコミに入れたくなってくるな。 しかしリンク元だと思うとそうもいかないか…。

いまのところ、mistは靄(もや)に、hazeは霞(かすみ)に訳されています。 他に、fogが霧と訳されてます。

そういうわけで、 僕も手元にある、「研究社新英英辞典」を見てみました。

haze
n. 霞(かすみ): There was a slight haze over the river.
mist
n.1 a cloud of very fine drops of water in the air; a thin cloud 霧 (cf. fog). 2 a haze (かすみ) before the eyes that dims the vision : She smiled in a mist of tears. 3 anything that dims or obscures the under standing, memory, etc.
in a mist puzzled.
- v.i. come down, fall, as a mist; be covered with a mist: It is hardly raining, only misting./The mirror misted over.
- v.t. cover with, or as with, a mist : eyes misted with tears.
fog
n. 1 a thick mist 霧, もや. 2confusion of mind : have one's mind in a fog.
- v.t. (~ged) 1 cover with fog. 2 make obscure (= not clearly seen) to the understanding ; confuse of mind of.

mistとかfogには自動詞も他動詞もあるなんて知らなかったよ*1。 さて、この辞書では、fogは濃いmist、mistは霧か目の前のhaze、 hazeは霞とのことです。

Merriam-Websterだと、

haze
1 a : fine dust, smoke, or light vapor causing lack of transparency of the air b : a cloudy appearance in a transparent liquid or solid; also : a dullness of finish (as on furniture) 2 : something suggesting atmospheric haze; especially : vagueness of mind or mental perception
mist
1 : water in the form of particles floating or falling in the atmosphere at or near the surface of the earth and approaching the form of rain 2 : something that obscures understanding 3 : a film before the eyes 4 a : a cloud of small particles or objects suggestive of a mist b : a suspension of a finely divided liquid in a gas c : a fine spray 5 : a drink of liquor served over cracked ice
fog
1 a : vapor condensed to fine particles of water suspended in the lower atmosphere that differs from cloud only in being near the ground b : a fine spray or a foam for fire fighting 2 : a murky condition of the atmosphere or a substance causing it 3 a : a state of confusion or bewilderment b : something that confuses or obscures 4 : cloudiness or partial opacity in a developed photographic image caused by chemical action or stray radiation

こちらだと、fogは地表近くの雲(つまり霧だよね)、 mistは地表近くに漂うか降下している水滴(雨に近い)、 hazeは水に限らず視界を妨げるもの、ということになるようです。

日本語はどうなんだろう? infossekの国語辞典(大辞林 第二版)より、

かすみ 霞
(1)空気中に浮遊するごく小さな水滴・ちりなどのために、 遠くのものがはっきり見えなくなる現象。また、そのために、 山腹などに帯状に見える薄雲のようなもの。普通、春のものをいう。[季]春。
「―がたなびく」(後略)
きり 霧
(1)地表や水面の近くで水蒸気が凝結して無数の微小な水滴となり、 浮遊している現象。発生場所によって海霧・山霧・盆地霧・川霧などに、 また生因によって放射霧・移流霧・蒸気霧・前線霧などに分けられる。 [季]秋。 〔平安以後、秋のものを「霧」、春のものを「霞(かすみ)」と言い分ける風があった〕 (後略)
もや 靄
空気中に小さい水滴や吸湿性の粒子などが浮遊し、 遠方のものが灰色にかすんで見える状態。 視程は1キロメートルを超え、霧よりは見通しがよい。

平安以降は霧と霞は季節による言い分けだったのか。 それはおいとくとして、hazeが視界を妨げるもの=霞、mistとfogはfogの方が濃く、 靄と霧は霧の方が濃いので、mist=靄、fog=霧、ということでいいのかな?

なんだー。これだけの資料だと、今のweather.rbはそれほど間違いじゃない、 ってことになっちゃいました。 とは言っても、片手間に調べただけなので、いや、まちがってる! というご意見があれば、この日誌か、 までよろしくです。

お天気用語、文学的な定義とか気象庁の定義とかいりまじってるし、 英語と日本語で語彙も違うので、なかなかむずかしいものですね。 Words_jaを見ていただくと、 いろーんな「cloudy」がすべて「曇」に縮退してしまってるのもわかると思います。 このあたりも短くて的確な日本語をご存じのかたはツッコミよろしくです。

*1 ちなみにドイツ語でMist!ってのは、ちきしょ、って意味だ。

初トラックバック失敗か?

上の日誌を書いて、halchan's diaryにここからトラックバックして、うまくいってるかな?と手元からhalchan's diaryをリロードしようとしたら、Connection refusedになってしまいました…。これまではちゃんと見せていただいてたのに…。

この日誌のwwwサーバーが何か悪いことしたのかも。どきどき。ご迷惑をおかけしてたらすみませんです。

トラックバックはwwwサーバーが外にアクセスしなきゃいけない点がよくないなあ。(お天気プラグインを作っておいてなにを言ってるか、って感じだけどさ。)

手をたたくだけで自動的に最適な音場を設定できる

ビクターのAVコントロールアンプ。

聴きたい場所で手をたたくだけで、 接続したスピーカーがマイク代わりに音を感知して、 センターとリアのスピーカーのディレイタイムと音量レベルを自動設定し、 わずらわしかったサラウンドスピーカーの設定を瞬時に行う 「スマート・サラウンド・セットアップ」を搭載。 リスニングポイントの変更や部屋の模様替えにも素早く対応でき、 簡単に最適なホームシアター環境を実現します。

だそうです。(特許出願中とのこと。) おもしろいアイディアだ!! 拍手の音って、時間が短かくて広い周波数を含んでるだろうから、 いろんな較正に使えそうだと思う反面、 信号をとりだす回路は難しくなるんだろうな。

inside outより。(URLにIPアドレスが入ってていいのかな?www.hirax.netです。)

<近畿大>液化窒素タンクが爆発 けが人なし

400m3のタンクが爆発したとのこと。ニュースの記事を見ると、「黒煙が上がったと通報があった」とか、「学生の実験中にガスが漏れたらしい」とか、なんだかわけのわからない記述がいくつか。液体窒素タンクだけが爆発したなら、上がるのは白煙だろうし(建物も壊れたのかな?)とか、液体窒素タンクは普通はガスが漏れるように作ってあって、ガスが漏れないと爆発を起す*1はずなんだけどなー、とか。「学生の実験中にガスが漏れた」んじゃなくて、学生さんがイタズラして安全弁を閉めちゃったんじゃないのかい?

身近では、液体ヘリウム(沸点4.2K)で冷す5リットルくらいの冷却容器のガスの逃げ口が、凍った空気で塞がれて爆発させてしまった人がいます。

とにかくけが人が無くてなによりでした。手元の液体窒素容器も爆発させないように気をつけよう。

ともちゃ日記より。

*1 液体窒素は1気圧で77K(-196℃くらい)が沸点で、普段は断熱されてるタンクに入ってくる熱ですこしずつ蒸発している。これを逃がさないと中の圧力が上がってタンクが爆発してしまう。

[memo] automakeでmake checkできるようにする

autotoolsが使えるようになったら、 Makefile.amに

check_PROGRAMS = テストプログラム名
TESTS = テストプログラム名

とか書いとくと、make checkできるようになる。踏み絵道一歩前進。 そのうちlibtoolとかgettext(これはautotoolsおてぁとはちょっと違うか)とかも 使えるようになるのだろうか… 先は長い。

[memo][Ruby]

ruby-talkより

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]
> halchan (2003年06月16日(Mon) 01:43)

早速調べて頂いてありがとうございます。<br>こちらでもざっと辞書を当たって見たんですが、おっしゃるようにそれほど間違ってもいないな〜と思ってた所でした。<br>Apache が死んでたようで、先程復旧させました。御迷惑をお掛けしました。

> zunda (2003年06月16日(Mon) 04:33)

いえいえ。Apacheが止まった原因がウチじゃないといいんですけども…。


作り手とその取り巻きだけが楽しんでる間は本物じゃない。その中身が理解できない人々の生活を変えてこそ本物だ


zunda <zunda at freeshell.org>