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2013年05月24日(Fri) ひきつづきVog [長年日記]

[rpi] Raspberry Piの消費電力

Kill A WattとRaspberry Pi 常時稼動サーバとしてどの程度使えるものか、 Raspberry Piの消費電力を測ってみました。 ディスプレイ、キーボードなしで2.6W程度とネットブックに比べても低いので、 低負荷な自宅サーバなどには良さそうです。

測定対象はRaspberry PiのModel B (USBが2ポート、RJ45付き)のRevison 1.0 (LEDのシルクが「ACT」ではなく「OK」のもの)、 SDカードはSanDiskの64GB Class 10、電源はZip-Linq LD3007 (出力5V、最大1.0A)、OSは2週間ほど前にupgradeしたRaspbianです。 消費電力は、P3 Kill A Wattの消費電力表示で読みました。 この測定器での無負荷時の電源電圧は118.7V、周波数は59.9Hz。

まずはサーバ用途を想定してキーボードやディスプレイは接続せずに起動してみました。 測定器に電源のみをつないだ場合の消費電力の表示は0.0Wでした。

状態消費電力(W)
電源のみ接続して起動中(OKランプが明滅)2.5
電源のみ接続して起動後待機(OKランプが消灯)2.3
ネットワークケーブルを接続最大2.8、定常時2.6
sshでログイン最大2.8、定常時2.6
sudo apt-get update; sudo apt-get upgrade -yを実行最大3.3
sudo poweroff後の定常時1.1

かなり熱くなるので心配していたのですが、 やはりATOMネットブックの8Wに比べると、 ずいぶん低い消費電力で動いてくれているのがわかりました。 電源を切ったあとの1Wはなんだろう。 ネットワークケーブルを抜いても変化しませんでした。

次にデスクトップ用途を想定して

状態消費電力(W)
電源断後にキーボード(HHKB PD-KB400W)、HDMIディスプレイを接続1.4
キーボード、ディスプレイを接続して起動中(OKランプが明滅)3.4
キーボード、ディスプレイを接続して起動後待機(OKランプが消灯)3.2
さらにネットワークケーブルを接続最大3.6、定常時3.4
sudo poweroff後の定常時1.1

HDMI出力には、 起動時に接続状態を見て電源を供給するかどうか決めているように見えました。 ディスプレイを接続して起動したあとに、HDMIケーブルを抜いても、 消費電力は変化しませんでした。 いっぽう、HDMIケーブルを抜いて起動したあとに、 ディスプレイを接続しても、 消費電力は変化しないしディスプレイにも何も表示されませんでした。


作り手とその取り巻きだけが楽しんでる間は本物じゃない。その中身が理解できない人々の生活を変えてこそ本物だ


zunda <zunda at freeshell.org>