2011年08月04日(Thu) くもりときどきはれ [長年日記]
● [Linux] メール読みサーバの更新
Ubuntu 8.04 Serverで運用していたメール読みサーバが ハードディスクの障害を起こしたのでハードウェアを新しくして OSをUbuntu 10.04 Serverに更新した。 作業内容をメモしておく。
サーバはfetchmailで定期的に取ってきているメールを、 ssh経由でmuttで読むためのもの。 sshトンネルの始点、 BitChannelやtDiaryでのメモの公開、http経由でのファイルサーバとしても使っている。
マシンの用意
- ハードウェアを準備しOSをインストールした
- バックアップ用のドライブをとりつけた
- /etc/passwd、shadow、group、gshadowを編集して、バックアップから既存のユーザーとグループをマージした - 10.04にはbackupさんが既に居たので最初に「#」をつけた。でもこれコメントアウトじゃなくて「#backup」さんを作ったことになっちゃうんだろうな
- /etc/fstabを編集してマウントポイントをつくってバックアップ用のドライブをマウントできるようにした
メールの環境
- /var/mail/*をバックアップから書き戻した
- fetchmailとmuttをインストールした - postfixの設定はInternetから始めて、/etc/postfix/main.cfを編集した。relayhostを設定して、inet_interfaceをloopback-onlyにした
- ~/.muttrcを編集して、日本語が期待どおり表示されるようにした - set charset="euc-jp"ではEUC-JPの端末でも日本語は読めず、これを"utf-8"にしたらUTF-8の端末で読めるようになった (追記) .muttrcの「folder-hook '!' 'push "<tag-pattern>~s サブジェクトの正規表現\n<tag-prefix-cond><delete-message>\n<end-cond>"'」が、えーと、unknown commandかな?のエラーを出すようになっていた。 「folder-hook '!' 'push "<delete-pattern>~s サブジェクトの正規表現\n"'」とした。
- ~/.vimrcを編集して、set enc=utf-8にして、set fileencodingsの中身はutf-8を最初にした
- メールの数の記録スクリプトが動くようにrubyをインストールした
- マシン内のメールが自分に届くように/etc/aliasesを調整してnewalisesした、.forwardもいくつか書いた
httpサーバ
- /etc/apache2/sites-available/defaultを編集してDocumentRootを調整した
- BitChannelのためにcvsを、RD形式のtDiaryのためにlibrd-ruby1.8をインストールした
sshトンネル
- バックアップから/usr/local/binにあったファイル(トンネルの始点、WoLのスクリプトも)を書き戻した
- バックアップから/etc/init.dにあったトンネルの始点を実行するファイルを書き戻し、sysv-rc-confをインストールして、sudo sysv-rc-conf onした
日々のメンテ
- logwatchをインストールした - あれそう言えばまだメールもらってないかな。あ、もらってた
- cron-aptをインストールして、/etc/cron-apt/3-downloadのdist-upgradeの-dオプションを消した。また、/etc/cron-apt/configのMAIL-ONをalywaysにした
- 日々rsyncでバックアップするスクリプトがなぜかどこかに行ってしまったので他のマシンのものをコピーしてきて調整した
こんなところかな。
(追記) WEBrickがAccessLogを知らないと言う件への対応も必要ですね。
最近のツッコまれどころ