2009年07月31日(Fri) やっとこ金曜日 [長年日記]
● [DocoMomo] インストール後再起動前の状態を観察してみる
DocoMomoは起動するたびにハードウェアの検出と設定をしたいのだけれど、 Momonga 5になってからうまい方法をみつけられない。 Momonga 6をインストールした機会に、 これがどのようにハードウェアを設定していくのか見てみたい。
インストーラのXが起動してから再起動後のXが起動するまでの間に、 常用するためのXの設定をやっていることになる。 まず、インストーラはVGAの解像度のXを起動する。 USB接続のキーボードやマウスは使える。 インストール後再起動するとモニタに合った解像度になっている。
…ということに気づいたので、 このシステムのルートファイルシステムを他のOSでマウントして眺めて みるのが良さそうだ。 再起動後のXが起動した時点で電源を切った。
まず探すのはfirstbootという名前のファイル。 ルートファイルシステムは/mnt/tmpにマウントした。
あれ。ありませんよ。/etc/init.d/firstbootを見てみると /etc/sysconfigにあるはずなのですが。 いや、このファイルが無い場合はスクリプトの中身が走るのか。
ちゃんとrunlevel 3と5で走るようになってます。
それじゃあ/etc/init.d/firstbootを読んでいこう。
48行目。カーネルオプションに「reconfig」が与えられているか、 /etc/reconfigSysというファイルがあれば、 以下で実行する/usr/sbin/firstbootコマンドに--reconfigというオプションを加える。
57行目と62行目。 /usr/bin/plymouthをそれぞれ--hide-splashと--show-splash付きで実行する。 Developer at Momonga ProjectのWikiページ によると、これは「RHGB を置き換える物らしい」。 ハードウェアの設定をしてるわけじゃないんだな。
そして、2回のplymouthの実行の間に、/usr/sbin/firstbootが実行されます。 やっぱりこのプログラムがハードウェアの設定を担ってるんだろうな。 このコマンドはPythonスクリプトで何をやっているのか勉強できそうです …がおなかが空いてきたので今はここまで。
そうそう、/etc/X11/xorg.confはありませんでした。これは作られるのかな?
● [DocoMomo] インストール後に再起動してから設定される項目
上で見たfirstbootがいろいろやってくれるみたい。
ユーザーに見えるのは、まず、常用ユーザーの追加、次に時刻の設定。 で、設定が終わると…/etc/X11/xorg.confはできてませんでした。
更新されたファイルを記録しておこう。
うーん。X関係は見えてないな。もう少し遡る。
うーむ。
これは新しいxorgについて勉強しなくちゃいけないってことだね。
● Eagle Tech ET-CSMDSU2-BKを使ってみる
家のファイルサーバ用に、SATAハードディスクが2台入るUSBの外付けハードディスクを amacon.comから買ってみた。 メーカーのページ を見るとLinuxに対応すると明記してあるのが決め手になったのだが、 付属の説明書には、Softwareとして、Windows 2000 Pro/Server 2000/Serever 2003/XP/Vista、 Mac OSX v.10.2+とあり、Linuxの記述は無い。
まあ気にせす進める。まずはハードディスクを入れないで、Momonga 6のマシンにつないで電源を入れてみる。 Dual/JBOD SwitchはDual。…青いLEDは点灯するが、ファンは回転しないしマシンも何も検出しない。 こんなもの?
それじゃあハードディスクを入れてみる。
A側に、Hitachi HDT721010SLA360 (Made in China by Hitachi Global Storage Products (SHenzhen) Co., Ltd. CN)、 B側に、Western Digital WD10EADS (Product of Thailand)、 電源を入れてしばらくすると、下記のように認識された。シリアル番号は伏せてある。
ここでは、/dev/sddがB側、/dev/sdeがA側のように見える。
パーティションを切る。ファイルサーバ分はext3で良いだろう。 最初に10GBくらい汎用の領域を持たせておこうか。/dev/sdeのパーティションテーブルは、
/dev/sddは、
とした。カーネルからはどちらも同一に見える。
次に、/sbin/mkfs.ext3。アクセスランプを見ると、 左側(B側)が/dev/sdd、右側(A側)が/dev/sdeのようだ。
ラベルも付けておく。
一度電源を切り、SATAインターフェースに直接付けて認識されるのを確認する。 上で付けたラベルが読めること、また、マウントできることを確認した。
今日はここまで。
(追記) 10GBのパーティションを細かく区切ることができるように、 残りのファイルサーバ分のパーティション番号を4に移動させた。
この操作の直後に/dev/sdc4をマウントできる。ラベルも適宜変更した。
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