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2006年10月08日(Sun) 今日は雷が無かったよ [長年日記]

[DocoMomo] やっとUSBからXを起動できるようになりました

USB起動Linuxを手軽につくる。

USBにgrubを入れて、initrdにrun level 1まで上がれるようにファイルを入れました。/varは空のものを用意します。run level 3以上に行く時は、vfatのUSBメモリをマウントしてそのなかにある/usrのSquashFSイメージと/homeのext2イメージをループバックマウントする。

USBメモリ512MB(/homeを50MB用意してカーネル、initrd、usrのイメージとhomeのイメージの合計が310MB程度)、メインメモリ512MBの環境で快適に動きそうです。今日はdhclientを入れ忘れたのでXの起動までしか試せませんでしたが。

(追記)測定と梃子。dhclientを入れて各run levelで/proc/meminfoからメモリの使用量を測定しました。MemTotalからMemFreeを引くと、run level 1で97.4MB、run level 3で112MB、通常ユーザーでstartxfce4してrxvtをひとつとfirefoxでデフォルトのホームページだけを表示させると301MB。やはり512MBのメモリは必須のようです。いっぽう、USBメモリに必要な容量は、kernelが1,7MB、initrd (run level 1まで行けるファイル群)が30MB、/usrのSquashFSイメージが271MB、50MB分の/homeのext2イメージが50MBでした。合わせて352MB。この方法でお手軽にUSB起動Linuxを作るには、USBメモリも512MB必要なようです。

下記はまりどころだけとりあえず書いておきます。詳細な手順はどうやって発表するのがいいのかな。

[DocoMomo] あたらしくyumを使えるようにする

USBへのパッケージはyumでインストールしました。yumを使えるようにするには、Momonga 3ではmomonga-relaseがインストール先にRPMでインストールされている必要がありました。

これでUSBに入って行くパッケージを用意できました。

[DocoMomo] Xを起動できるようにする

initrdを作る時には、/tmpも作りなおしたのですが、パーミションをデフォルトのままにしてしまいました。するとどうなるか。X (xfce4) が起動できませんでした。わはは。initrdの元になるツリーで chmod a+rwxt tmp/ しておく。

[DocoMomo] hdaに触らないようにする

そもそもこのプロジェクトを始めた理由は僕のノートPCが空気の薄い山頂ではハードディスクが熱暴走して使えなくなる、ということでした。で大事なのはハードディスクにアクセスしないようにすること。

BIOSから起動する時に一度アクセスしてしまうのは止められないようでしたが、USBから起動したgrubにカーネルオプションとしてhda=none hda=ignoreをわたしたところ、カーネル(2.6.17-19m)からはハードディスクに触らないようになりました。


作り手とその取り巻きだけが楽しんでる間は本物じゃない。その中身が理解できない人々の生活を変えてこそ本物だ


zunda <zunda at freeshell.org>