2003年03月03日(Mon) ローゼンモンターク [長年日記]
● カーニバルとイースター
ドイツ語教室で習ったところによると、カーニバルは11月11日11時11分にはじまるのだそうです。ケルンなどではこの日に大きなお祭りがある。終わるのはイースターの何日か前、たぶん40日前。イースターの日付は月齢も関係して決まるので、はじまりは太陽暦、終わりは太陰暦の変な行事ということになります。
少なくとも南ドイツでは、カーニバルの終わりはファッシングと言わてるようで、月曜日には女性が男性のネクタイを切ってもいい日なのだそうな。この職場はネクタイの人なんてほとんどいないけど。火曜日がお祭りの本番で、午後から休みになって仮装をして町に繰り出す。仮装といっても、ベネツィアのような気合いの入ったものではないのですが。一昨年は、牛の仮装をして、「BSE Frei」と書いた人も見たよ。
と、過去の写真を見てみると、ファッシングはイースターの6週間前からの準備期間の始まりと書いてある。(自分で書いたのに忘れている。)ということは、11月からカーニバルが始まってファッシングで終わり、それからイースターまでが断食の期間ということになるのかな?教えて、偉い人!
● Internal server errorになってました
週末家からこの日誌を見て、見えないな?と思ったら。いつのまにやら/usr/bin/env
が使えなくなったのが原因。ご迷惑をおかけしました。
● NanaさんのtDiaryのバナー
おー。かわいー。僕も使わせてもらっていいっすか?と返事を待つ間もなく、トップページで、ももんがと並べてみました。
● フランクフルトよお前もか…
ヒースローでよく荷物が無くなるとは聞いていたのですが。今度は帰る時は直行便が使えるといいな。
● カーニバルとイースター追補
ドイツ語教室でちゃんと訊いてきたよ。
- Karnevalは、元々は、冬があまり寒くならないように祈る行事。 秋から冬にかけて大騒ぎをして、 冬の神様が恐れをなして逃げだすのがねらいだった様子。 キリスト教がイースターと関連づけて、年中行事にとりこんだのだそうだ。 現在は、11月11日11時11分から、ファッシングの火曜日の真夜中までが、 カーニバルの期間。
- カーニバルのはじまりは、ケルンなど一部の都市では盛大に祝われる。
- カーニバルの終わりにファッシングがある。
ファッシングは、イースターの40日前の火曜日で、その前後にいろいろな日がある。
- ファッシングの前の週の木曜日は、Frauentagで、 ディスコなどは女性入場無料のところも。 この日に女性は男性のネクタイを切っていい*1。
- 週末は各所でお祭り騒ぎ。
- 月曜日はRosenmontag。ケルン、マインツ、デュッセルドルフ、ボンなどでは、 やっぱり11時11分からパレードがあったりするのだそうな。
- 火曜日がFaschingsdienstag。ミュンヘンでも殆んどの企業や店は午後休み、 学校は一日中休みで、マリエンプラッツなどで馬鹿騒ぎ。 ケルンなどのパレードは今日もある。
- 水曜日はAschermitwoche。伝統的には
生の新鮮な魚を食べる。
- カーニバルが済むと、イースターまでは、敬虔なカトリックの人は断食をする。 栄養を補給するため(という名目で)濃いビールが出まわる。
- 子供たちは、Schokokussというお菓子を食べられる。 これはマシュマロ*2に チョコレートをかけたようなお菓子で、 昔は、Mohrenkopf(黒い頭)と呼ばれていたのだけれど、 politically incorrectだということで改名されたのだそうな。
友達は、まあ、長いハロウィンみたいなものだねぇ、と言ってたけど、 言いえて妙だな。 それぞれの地方にそれぞれの伝統行事があっておもしろいものです。
● XML + XSLT → HTML 変換
momongaではxsltprocをcronで回して静的にHTMLを作ってます。(というのじゃだめなのかな?)
最近のツッコまれどころ