ぎんあん日誌

gin-an diary

2001.12.7-
2002.1.18. 後しまつに、 PCMCIAカード、 CD-ROMをIDE-SCSIに、 キーボードの配列を変えてみる、 ファイヤウォールの設定、を追加。
Sorry, no english translation.

祝!正式版リリース。しかし、今回はミラーされてくるのが遅いですね。 ベータ版と正式版の注目のされかたの違いなのでしょうか? あ、RPM等もあるから、かな? たぶん、アルファベット順に、 alphaのISOイメージからミラーされているのが見えますね。 Beta3も十分安定して使えているので、ゆっくり待つことにしよう。 正式版はちゃんとCD-Rに焼いてから入れようかな?わくわく。(12月14日)

そろそろミラーにも見えてきたし、ダウンロードしようと思っていたら、

誠に申し訳ありません。13日にリリースした 2.1 は不具合が見付かった為に一旦削除しました。 (www.kondara.orgより12月17日)
とのこと。これはちょっとヒドいんでないですか? どういう不具合がどのような条件で現れるのか説明すべきではないだろうか? もうインストールされた方もいるんだし。(12月17日)

例の不具合の話は、インストールさえできてんなら使い続けても平気ってことらしい (こ〜りんさんの放浪日記)
どこどこ?どこで聞いたんすか? こちらも fdisk を使う予定は無いのですが、 ダウンロードは途中で止めちゃったし、待つしかないですね。 インストーラからISOイメージをループバックマウントしてインストール (小料理船長ぢんまり記) ってのも楽しそうなので、早いとこ試してみたいのですが。 これで、今ターゲットマシンに有るLILOから、 インストーラのブートイメージもロードきれば、 フロッピーもCD-ROMも壊れてるマシンにインストールができるんですよね。 難しいのかな? (12月18日)

どうして不具合の理由が出てこないのだろう? ISOイメージがすぐ消されたことも考えると、 どなたかのプライバシーが漏れちゃってるとか、 などと下らない妄想もしたくなる。 出てくるとしたらここらへんか? (12月20日)

…結局2chで最初にアナウンスされた模様。 正式版リリース撤回のおわびだそうです。 Digital Factoryから発売することになったので、 もっと動作検証が必要だとのこと。 ビジネスに翻弄されるオープンソースプロジェクト。 待つしかないですね。 アップデート分はCVSからいただいちゃったりしても… というのは、負荷がかかりすぎて不可でせう。 (12月24日)

じゃなくて、2chには内部情報がもれてたのか。 RC1公開されました。感謝。インストール遊びができる時間があるといいけど。 (1月11日)

さて。気をとりなおして…


Kondara2.1Beta3のインストール記録。

インストール元はKondara 1.2、インストール先は、 Dell Latitude L400 (dell.co.jp の仕様) です。 メディアベイコネクタというのは、IDEバスが外に出てきているもののようです。 詳細なハードウェア情報 (Windowsのシステム情報) は、 こちら

ネットワークブートができるのだが、DHCPが必要なのでいいや。 FTPでループバックマウントから持って行ってもらうことを考える。 nfsではループバックマウントの公開はできなさそうなので。

インストール時に気づいたことは:

ほかの方々のインストールレポートが Kondara MNU/Linux 2.1 (Asumi)-FAQで紹介されています。 Bug Tracking Systemにご報告してあるバグも次々と直されていってます。 ありがとうございます。

目次


準備

Kondara1.2のマシンでループバックマウントして、 anonymous FTPでインストールしました。 詳細は、Beta1のインストール準備 をご覧ください。

インストール

インストール手順もBeta2の時からおおきな変化はありませんでした。 詳細は、Beta2のインストールをご覧ください。 やっぱりインストーラーで日本語は選べなかった。 bootnet.imgでは入ってないのかな?

前回とは違う順序で一般ユーザーを登録してしまったのか、 UIDとユーザー名の対応が変ってしまいました。 インスール中にも確認したのになぁ。 保存しておいた/home以下のownerが変ってしまったので、 vipwとvigrで、以前と同じになるようにUIDを編集しました。

インストール中に以前のインストールのパーティションを 以下のようにmountして内容を確認しました。

  1. Ctrl+F2で別のバーチャル端末へ行く。
  2. # mkdir /mnt/tmp
  3. # mkdir /mnt/tmp
  4. # mount -t ファイルシステム名(reiserfsなど) /dev/hda8などパーティション名 /mnt/tmp
  5. 内容を確認
  6. # umount /mnt/tmp
  7. Ctrl+F1でインストール画面へ戻る。

パッケージ選択は、Customを選択して、次のようにしました。 Printing/X/Config tools/Perl/Ruby/Mail-WWW-News/Networked WS/ Authoring-Publishing/Editors/DSL-Dialup/GNOME/Sound-and-Multimedia/ Graphics-and-Image/Utilities/Legacy-App-Support/ Japanese Support/Software dev/Kernel dev をチェックして、slect individual packages。 以下は、デフォルトからの追加+ 削除-

Amusements/Games
  +xsnow
Amusements/Graphics
Applications/Communications
  -pilot-link
Applications/Data base
Applications/Editors
  -beav -bluefish -bvi -jed -jed-common -mgedit -ng -xjed
Applications/Engineering
  +dia +geg +gnuplot +octave
Applications/Internet
  -cur -fetchmail* +galeon +gftp -lynx -metamail -mozilla-mail -mutt
  -nmh -openldap-clients -rsh +rsync -samba-client +sftp -slrn -sylpheed
  -tin -urlview +wget -xmailbox
Applications/Multimedia
  +alsa-player +alsa-utils +gif2png +gifscale +giftrans +gimp*
  +multimedia +transfig +xcdroast
  +xmove +xpaint
Applications/Productivity
  +xdkcal
Applications/Publishing
  +ggv +tetex-doc
Applications/System
  -Canna -FreeWnn* +imultimouse -irda-utils +jfbterm +osview
Applications/Text
  +aspell +edict +ispell/german +jcode.pl +kcc +namazu/tk/*db +nkf
  +plain2 +recode +rgrep +xyaku
Development/Debuggers
  +ddd-doc +xxgdb
Development/Languages
Development/Libraries
  +glibc-profile +libunicode-devel +libuser-devel
Development/System
Development/Tools
  +ElectricFence +patch +rcs
Documentation
  +JFHtml +JFtxt +Ngracph-doc +bash-doc +blas-man +kernel-doc
  +Kondara-docs +lpg-pages +man-pages-ja
System Environment/Base
  +mph-etc -yp-tools 
System Environment/Daemons
  +acpid -esound -inews +logcheck +openssh-server -rusers -rwall -webmin
  +xinetd -ypbind
System Environment/Kernel
  +alsaconf
System Environment/Libraries
  -Canna-library +libkmalloc
System Environmetn/Shells
  -pdksh
System Environment/Desktops
  -AfterStep* -WindowMaker +bbppp +bbweather -enlightmnet
  +fvwm2 +gnome-applets +gnumeric
User Interface/X
  -Eterm +NeXFontSel +XFree86-ISO*/KOI8-R*/*fonts -kinput2 -kterm
  +latin-fonts +truetype-fonts*

後しまつ

再起動後のLILOの画面は、フォントが美しくなった。 以下、再起動後の作業です。

インストールログ
keytable
/etc/sysconfig/keyboardを以下のようにして、 /etc/init.d/keytable restart
KEYBOARDTYPE="pc"
KEYTABLE="us_Ctrl_CAPS"
acpi/apm
やっぱりapmにする。
  1. chkconfig --del acpi
  2. chkconfig --del apmd
  3. chkconfig --add apmd
  4. /etc/init.d/apmd start
apmdはインストール時に、中途半端にonになっていて、 chkconfigで一度delしないと、addできない。
セキュリティの確認
nmap -O Beta3のホスト …結果が出ない。nmapが古すぎるかな?tojimariが厳しい?
sshdへのポートを開ける
tojimariコマンドでmedium→customizeでsshを開けてみた。 /etc/sysconfig/iptablesに、 [0:0] -A INPUT -p tcp -m tcp --dport 22 --syn -j ACCPET という行が追加されました。
nfsマウントできるようにする
バックアップのために必要。tojimariで、eth0をtrust。 /etc/sysconfig/iptablesに、 [0:0] -A INPUT -i eth0 -j ACCEPT という行が追加されました。nmapの結果が変わるのかも。
使いやすくする
suして、
makewhatis -w
/etc/cron.daily/makewhatis.cron
/etc/cron.daily/slocate.cron
  1. /usr/sbin/alsaconfして、
    • 0x1d Soundcards_based_on_CS4610/CS4612/CS4614/CS4615/CS4280 を選択
    • Card identifier. CARD_0
    • Max. dac (playback) frame size in kB. (4-64) 64
    • Max. dac (record) frame size in kB. (4-64) 64
    • modify /etc/modules.conf? yes
  2. /etc/modules.confを変更。
    • alias snd-card-0 snd-card-cs461xalias snd-card-0 snd-card-cs4281
    • options snd-card-cs461x snd_index=0 snd_id=CARD_0 snd_dac_frame_size=64 snd_adc_frame_size=64options snd-card-cs4281 snd_playback_bufsize=64 snd_capture_bufsize=64
  3. chkconfig --add alsasound
  4. /etc/init.d/alsasound restart
  5. alsamixer MasterとPCMのミュートをはずして、音量を適当に調整、 alsactl stroe
  6. /etc/sysconfig/apm-scripts/apmcontinue に以下の内容を追加する。
    case "$1" in
      suspend)
        /usr/sbin/alsactl store
        ;;
      resume)
        /etc/init.d/alsasound restart
        /usr/sbin/alsactl restore
        ;;
    esac
    
kudzu
一度起動したら止める。ハードウェアが変わるたびにダイアログが出ないように。
logrotate
/var/log/cronに関する設定が2カ所にあってエラー終了する。
/etc/logrotate.d/syslog/var/log/cronを削除。
runlevel 5でのデバイスのowner
/etc/X11/wdm/TakeConsoleに、 rm -f /var/lock/console.lockを追加。
リダイレクトでのファイルの上書きを禁止していても、 wdmとsdrからの設定の変更を可能に
/etc/X11/xinit/Xsessionの最初の方に、 set +Cを追加。
プリンタ
printtoolでさっくり。 …とはいかず。HP LaserJet 5Mでジョブがプリンタに送られても、 すぐに消されてしまう現象になやみました。 結局、printtoolの用紙設定をLetterからA4にすることで解決しました。 両面印刷も、以前のprinttoolよりずっときれいだ。 (Kondara 1.2では裏面が横にずれて印刷されていました。)
postfixの設定
logcheckからのメールがスプールにたまりっぱなしだ。
  1. /etc/postfix/aliases の最後の方の root: postfix を、 root: <ユーザー名> に変更
  2. postalias /etc/postfix/aliases を実行してエイリアスを更新
  3. /usr/sbin/postfix reload もやってみた
logcheckに無視して欲しいログは、/etc/logcheck/ignoreに。
PCMCIAカード
そういえば使ってみてない、ということで今さらながら。
  1. tail /var/log/messagesしながら、 HP200LXに使っるSunDiskの20MBのフラッシュメモリ(っていうのかな?)を挿入。 xmmsをききながらだと、演奏はとまるが、ピッピッとは聞こえず。 syslogは以下のように記録しました。
    Jan 18 15:49:16 gin-an cardmgr[659]: socket 0: ATA/IDE Fixed Disk
    Jan 18 15:49:16 gin-an kernel: cs: memory probe 0xa0000000-0xa0ffffff: clean.
    Jan 18 15:49:17 gin-an cardmgr[659]: executing: 'modprobe ide-cs'
    Jan 18 15:49:19 gin-an kernel: hde: SunDisk SDP5A-20, ATA DISK drive
    Jan 18 15:49:19 gin-an kernel: ide2 at 0x100-0x107,0x10e on irq 5
    Jan 18 15:49:19 gin-an kernel: hde: 40960 sectors (21 MB) w/1KiB Cache, CHS=640/2/32
    Jan 18 15:49:19 gin-an kernel:  hde: hde1
    Jan 18 15:49:19 gin-an kernel: ide_cs: hde: Vcc = 5.0, Vpp = 0.0
    Jan 18 15:49:19 gin-an cardmgr[659]: executing: './ide start hde'
    Jan 18 15:49:19 gin-an kernel: inserting floppy driver for 2.4.13-32k
    Jan 18 15:49:19 gin-an kernel: Floppy drive(s): fd0 is 1.44M
    Jan 18 15:49:19 gin-an kernel: FDC 0 is a National Semiconductor PC87306
    
  2. mount /dev/hde1 /mnt/tmpでマウント。 /etc/mtabによると、 以下のようにちゃんとvfatとして認識されてます。
    /dev/hde1 /mnt/tmp vfat rw 0 0
    
  3. cp -rでバックアップを取って、umount /mnt/tmp
  4. ちなみに、
    # /sbin/cardctl ident
    Socket 0:
      product info: "SunDisk", "SDP", "5A1.1"
      manfid: 0x0045, 0x0401
      function: 4 (fixed disk)
    
  5. /sbin/cardctl ejectすると、
    Jan 18 16:07:06 gin-an cardmgr[659]: executing: './ide check hde'
    Jan 18 16:07:07 gin-an cardmgr[659]: executing: './ide stop hde'
    Jan 18 16:07:08 gin-an cardmgr[659]: executing: 'modprobe -r ide-cs'
    
    と記録され、物理的に抜いたときには、もうメッセージは出ませんでした。
何の苦労もなく使えました。よかったよかった。
CD-ROMをIDE-SCSIに。
  1. /etc/modules.confに以下を追加
    options ide-cd ignore=hdc
    alias scd0 sr_mod   
    below sg ide-scsi 
    below sr_mod ide-scsi 
    below ide-scsi ide-cd
    
  2. デバイスファイルのリンクを変更
    # ls -l /dev/cdrom
    lrwxrwxrwx    1 root     root            3 Dec  7 18:28 /dev/cdrom -> hdc
    # rm /dev/cdrom
    # cd /dev
    # ln -s scd cdrom
    # ls -l /dev/cdrom
    lrwxrwxrwx    1 root     root            3 Dec 11 16:12 /dev/cdrom -> scd
    
  3. depmodする
    # /sbin/depmod -a
    
  4. これでCD-ROMをマウントしたり、 CD-Rを書いたりするときにモジュールがロードされる。 ただし、電源投入時にCD-ROMドライブを付けておかないと、 kernelも認識してくれず、一度シャットダウンしなくちゃいけないことになる。 電源を入れるときには、CD-ROMドライブを付けとこう。 Suspendしてはずすのは可能。 だけど、 はずしてからCD-ROMをマウントしようとしたりすると恐いことになりそう…。
キーボードの配列を変えてみる
ときどき、ドイツ語のエスツェット(βみたいなやつ)とか打ちたくなるので。
  1. /etc/X11/XF86Config-4を編集。
    #       XkbDisable
            Protocol    "Standard"
            XkbRules    "xfree86"
            XkbModel    "pc101"
            XkbLayout   "us"
            XkbOptions  "ctrl:swapcaps"
    
  2. startx
  3. setkbmap de…よしっ。zとyが入れ変わってる。
  4. setkbmap usで元に戻る。
LANG=de_DE.UTF-8 xtermの上ではウムラウト文字もちゃんと見えます。 setxkbmap frsetxkbmap itもまた楽し。 setxkbmap jaはできなかった。
ファイヤウォールの設定
状況にあわせて、/etc/sysconfig/iptablesを編集しとります。 最初の雛型はtojimariコマンドによる。 詳細はヒミツ。 変更後は、/sbin/service iptables startで反映。

これからまだやるべきこともあります。

モデム
外部CRTへの表示
Xでのマウスの分解能の設定
8bppのときにxscreensaverにカラーマップをとられることがある。
saoimageという観測データ表示ソフトはいまだに8bppじゃないと動かないのですが、 便利なので捨てられない。
外づけIDEのCD-ROMドライブを付けずに起動した後に、認識してもらう。
hdparm -Rとかhdparm -Uがアヤシイんだけど。

開発者のみなさまに感謝

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zunda <zunda at freeshell.org>