おまぬけ活動記録

スペイン貧乏旅行編 2002年1月

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zunda's foolish behaviors - Sorry, no English version for this page.

スペイン南部の貧乏旅行をしてきました。 まずは、航空券はこれまでのマイレージから無料でもらいました。 準備をはじめるのが遅かったので、飛行機をとれる最短の日程で9泊の大旅行。 つかれたっす。

マドリードが恐いところだなんて、日程もホテルも決めてから知ったし。 準備は早めにしとかないといけませんね。 マドリードでもスペインの人たちはとても親切なのですが、 スリ、強盗が多いので、グラナダかどこかの空港に直接行くべきでした。 今回ほど日本人であることを、うらめしく思ったことはなかった。

他のおまぬけ活動記録とは逆に、上から下へ時系列がならんでいます。 nameタグは、日付けごとにつけてあります。 日付けのリンクは、外から参照する際のURLとして活用してください。 その他の文中のリンクをクリックすると、 右のフレームか別のウインドウに写真があらわれます。 *このマークは、このページの一番下に脚注があることを表しています。


日々おまぬけ

31日(月)
- ミュンヘン→ヒースロー→マドリード
午前:ミュンヘン空港。BAのチェックなかなか厳しい。靴もX線で消毒してくれた。
午前:ハンブルグ空港は雪で飛行機が降りられないそうな。 こっちはこんなにいい天気なのに。
午前:ステュワーデスさんに中国語ではなしかけられた。
午前:機内スナック。サンドイッチとティラミスはまぁまぁ。 あ。ティラミスのゼラチン、牛製品じゃなかったっけ?
午前:トマトジュースにソースを入れて飲んでる人がいる。 イギリスでは普通なのかな?
午後:ヒースロー空港着。予約するのが遅かったので、 ミュンヘン→マドリード直行便は取れなかったのです。
午後:空港のラウンジで、ファッジを買おうと思ったら、 もう取り扱ってないとのこと。残念。
午後:セキュリティチェック激甘。こんなに並んでるのは手際が悪いからか。
午後:ゲートまで行って時間があっても、ラウンジの売店のところまで戻ると、 またセキュリティチェックを通らなくちゃいけない。暇。
午後:ヒースローにはカンタス航空も居る。 オーストラリアとイギリスは関係が近いんだねぇ。
午後:マドリード行きBA、空いてる。でもこの座席、窓がない…。
午後:本が床に落ちて離陸の時に後にすべっていく。誰の?
午後:機内でアンケートに回答。日本語版もあるのがすごい。
午後:マドリード着。ヒースローだけ標準時が1時間遅れてた。
- マドリード
夕方:タクシーで空港からホテルまで。マラソンをやってて大渋滞。 マラソンも見物できたし、迂回してナントカ広場も通れてよかった。
夕方:ホテルの反対の道に到着。Uターンは難しそうなので、ここまで。 ホテルはこの値段で、この豪華さ。いいんだろうか?
夜:チェックインのあと、バスターミナルを探しに、地下鉄に。 切符の自動販売機はすべてユーロしかうけつけないので、 ペセタをうけとる窓口に長蛇の列。
夜:明日は正月でバスが無いとのこと。がーん。
夜:地下鉄でスリに遭遇。失敗するし。 そのポケットには地図しか入ってないのですが…。
夜:大晦日で人手が多い。年がかわるときに食べるというブドウも売られている。
夜:強盗らしき集団に追われること2回。 ズボンの後のポケットもスリの格好の目標の模様。 ハナガミしか入れてませんって。
夜:スペイン語ではなしかけられて、イタリア語で返事をしてしまう。 どちらもぜーんぜんできないのに。
1日(火)
朝:起きたら明るくなってた。カーテン厚いし。
午前:1時まで電車も無いので、マドリードの町をうろうろ。 道が斜めに交差してて難しい。
午前:迷ってたら、ピンク色の教会に遭遇。
午前:チェックアウト。ホテルが安いのは、大晦日だからだそうな。 たしかに、どこも開いてなさそうだったし。 いつもの半額。それじゃ、帰りには、高くて泊まれないや。残念。
午前:アトーチャ駅。 ペセタで支払える窓口がとても少ない。
昼:乗ろうと思ってた13:00発のAVE*は満席。 しかたなく3時間後の便を予約して再び町をうろうろ。
午後:スペイン銀行にユーロ両替の列。 €でユーロ記号、出るかな?→ €
午後:また強盗に追いかけられた。荷物はぜんぶ駅で預けてきたのに。
午後:AVE、 指定席なのに同じ席に来る人が多い。昨日の切符の人とか…。
午後:外に見えるのは、 オリーブ畑ばかり。
午後:車内映画は「シュレック」 スペイン語吹替えの方が原語よりずーっと面白い感じ。 スペイン語はわかんないけど。
- コルドバ
午後:コルドバ着。市内バス、ペセタで払うのは難しい。
午後:オスタル*、 外はまぁまぁだけど、なかはすごく清潔。
夜:町をうろうろ。 マドリードよりずーっと安心。
夜:晩ご飯。正月営業でテイクアウトものばかりだけど、おいしい。 特にオリーブ。 でも、ビールは日本のみたいに、苦くて味がなかった。
夜:ユーロで払うお客さんがいると、とても混乱。電卓あっても。
夜:シャワーもきもちいい。 オリーブオイルの石鹸だと思ったら色が似せてあるだけでがっかり。
2日(水)
朝:カフェのパンがおいしかった。スペイン語では、パンは「パン」
朝:おみやげ屋さんうろうろ。アンティーク物屋さんで英語の通訳が来たり、 おみやげ屋さんで日本語が通じたり。 (日本語が通じるおみやげ屋さんは、ちょっと、ぼったくりでした。)
午前:メスキータ。 とにかく建物の中が広い。 鉄格子で区切られてる部屋は、お坊さんの居室のようだ。
午前:おみやげ屋さんのお釣りで初めてユーロをもらった。€20札。
昼:バスターミナルの係の人、テキパキ。働きものだ。
午後:バスでグラナダへ。ずーっとオリーブ畑。ときどき崩れた城。
- グラナダ
午後:グラナダ着。都会だ。
午後:アヤシイ日本語の情報センターに行ってみた。
午後:オスタル着。ここのオスタルは見た目で泊める客を選ぶ。 後から来た人は、「いっぱい」と断られていた。まだ2部屋以上空いてるのに。 久しぶりに日本人でよかった、と思う。
夜:フラメンコ見物。 まぁまぁ。
夜:フラメンコ見学ツアーの途中で、英語のわからんねーちゃん登場。 英語でなにか聞いて、アメリカ人が、「何言ってるんだかわからん」と言う。 なりゆきで、ツアー途中でホテルに戻ることになってしまった。 運転手に行きだけ運転してもらって、残りの場所も、 行ってきたが、他に同行していた人は、おとなしく帰ってしまった。 このツアーもアヤシイ情報センターの紹介。
3日(木)
午前:朝食、やはりカフェ・コン・レチェ*がおいしい。 ペセタでさっくりお支払い。
午前:雨。工事中の道路が泥の川になっている。
午前:市内バスはユーロしか受け付けない。
午前:アルハンブラ宮殿。 当日券をすぐ買えたが、予約済の人は長い列で待っている。 夏はきっと予約しないといけないんだろうな。
昼:ロイヤルホスト的スペイン料理屋さんでお昼。 店員さん、ユーロのお釣り間違えかけるし。
午後:街なかをウロウロ。スペイン人はドイツ人よりちっちゃくて、 服のサイズはありそうだが、なかなか気に入るのはない。
夕方:王宮礼拝堂。ワシの頭の彫刻が人間の顔に見えてどっきり。
夜:また歩きまわってから、 夕食。他の人は、まだ飲んでいる時間なんだけど。
4日(金)
早朝:列車でグラナダを出て、 ロンダに向かう。 列車の切符はキャッシュカード (マルク立て、じゃなくて、ユーロ立て) で買えないのを忘れてた。 日本円のクレジットカードで払うと、少し不利。 AVEでもそうだったのに、学習しないなぁ。
午前:朝やけ。朝もや。きれいだ。
午前:同席したアメリカに住んでいるイラク人のおばさんは、 マドリードは安全でよかったと言っている。 やっぱり狙われるのは日本人だけか。
- ロンダ
午後:ロンダはきれいな町だ。 どこに入るにも入場料がかかるけど。
午後:スペイン語では、ユーロは「エウロ」。 間違えてドイツ風に「オイロ」というと、 日本人と同じくどこにでもいるドイツ人が反応する。
午後:ロンダ駅を出る列車はほとんど5番線からだ。他のホームはどこ?
午後:ホームで列車を待ってると、 短かくてそこまでは来ないからと、おじさんが、身振りで知らせてくれた。 列車に乗ると、シートの向きを変えられると教えてくれるおじさんがいた。 みんな親切だ。
- アルヘシラス
午後:アルヘシラス着。港町なのに魚の匂いがしない。
夕方:路上焼きタコ。買ったら冷めてた。じーっと見ていたら、 暖いのを足してくれた。
夕方:スーパーでおばさん払い*が通用しない。
5日(土)
朝:アルヘシラスの町を うろうろ。イカとか魚が新鮮。 おじさんが勧めてくれるけど、買っても料理できないんだよね。
朝:なーんか風が強いと思ったら、モロッコ行きのフェリーが欠航。がーん。 ユーロで払った船賃がペセタで返えってきた。 ジブラルタルで切符を買った人は払戻してもらうのが大変そうだ。
朝:予定変更。本当はモロッコに日帰りで行って、2泊するつもりだったが、市場を通って、 オスタルに帰り、 荷づくり。
朝:やっぱり がおいしそう。 ドイツに帰ったら食べられない。
午前:セビーリャ行きのバス。 勢いよく一番前に座ったら、座席指定だった。でも座らせてもらった。
午前:バスから風車が見える。 半分くらい止まってる。 風が強くて、海は荒れてるというのに。
午前:このバスは遠回りをしていろいろな町を通る。 実はレンタカーを借りて行こうかと思ってたところも。いいじゃん。
午前:ヘレスの町に到着。バスターミナルがでかい。 セビーリャと間違えて降りる人もいた。気づいて戻ってきたけど。
午前:バスの運転手さんにアルヘシラスの市場で買ったオレンジをあげたら、 アントニータというお菓子をくれた。とてもおいしい。
- セビーリャ
午後:セビーリャ着。でかい街だ。
午後:街が迷路みたい。地図にある道が無いと思ったら、 人が一人通れるだけの幅だったり。
午後:オスタルきれい。 まだクリスマスツリーが飾ってある。
午後:アルカサルに行ってみる。迷路みたいだ。すごく遠まわりしてみたり。
夕方:街で子ども達が何か待ってる。テレビの取材も。 一緒に待ってみる。 それにしても、子ども達はテレビに映るのが好きだ。
夜:ノーチェ・ド・キング*。 待ってたのはこれか。 テレビのレポーターさんもお菓子まみれ。 眉間にもあたる、上着のフードにも入る。
夜:今日はイタリア料理屋さんに入った。 そういえば昨日はドイツ料理みたいになっちゃったし。 あんまり料理にはめぐまれてない。
夜:オスタルのシャワーカーテンがなんか短かい。床びちゃびちゃ。
6日(日)
午前:道に迷ってうろうろしていたら、ペット市をやっていた。 子犬とか鳥とか。
午前:たどりついた美術館はお休み。
午前:黄金の塔もお休み。今日は祝日!?
昼:お昼を食べようと思ったら、まだ、朝のメニューしかなかった。 スペインの人にとっては、昼ごはんはまだまだなのだ。 しょうがないので朝ごはん。
午後:スペイン広場。 万博会場だった。今は、ロバと四人乗りの自転車と、ハトのうんち。
午後:昼ごはん。店員さんがメニューをまちがえて持ってきて、 ちょっと多く食べさせてもらえた。
午後:日曜日はタダだと聞いて、昨日入らなかった、カテドラルとか 何とかの塔とか、今日は祝日で入れない。がーん。
午後:というわけで、とにかく歩き回った
夕方:む。なんか風邪をひいた感じ。
夜:知人に電話。ユーロセントの記号は、¢じゃなくてなんだろう?
7日(月)
午前:朝、駅に行ってみると、マドリード行きの電車は一等車以外満席。 帰省から帰る日みたいだ。 しかたないので、街の反対のバスターミナルまで行ってみる。
午前:バスも夜行以外は満席。早朝マドリードに着くのは避けたいので、 メリダに行くことに。 せっかく、厳戒態勢の荷作りにしたのに。
午前:バスターミナルで朝食を食べて、メリダ行きバス。 乗るときに運転手さんが何か言ってくれたけど、もちろん理解できない。
午前:バスの中で映画をやってた。「コヨーテアグリー」 飛行機の中とか、何度か見させられた映画。
午後:どこかのバスターミナルでバスが止まって待ってると、 運転手さんが来て、君たちは隣りのバスだ、と身振りしてくれる。 さっき言ってくれたのは、このことだったのか。 急いで乗り換え。すんませんした。
午後:メリダのバスターミナルに到着。 さっそく明日のマドリード行きを予約。
- メリダ
午後:屋根の上に看板がとびだしてるオスタルにした。
午後:なんだかノドとハナが…。風邪じゃあ。
午後:円形劇場を見学。 ユーロになって倍以上値上がりしてる。ヒドーイ。
午後:水道橋。 町の中に突然現れる。こちらはタダ。
午後:もう一つの水道橋には、 道路工事中でたどりつけず。遠くから眺めてオシマイ。
夕方:町を歩く。同じところをぐるぐるぐるぐる…。
夜:スペイン料理があまり良いところにあたらないので、中華料理にしてみた。 しかし。むちゃくちゃおおハズレ。 中華料理をこんなにマズク作れるなんて。 宿へ帰るときに飲んだ缶ジュースのおいしいこと。
夜:テレビでミツビッチ(三菱自動車)のコミカルなCMをやっている。 なかなか良い。
夜:映画番組に水野晴夫さんのスペイン人版の人が出演してた。
夜:中華料理屋の安ものワインで頭痛。
8日(火)
朝:出がけにローマ橋を見ようと思ってたら、暗くて何も見えない。
午前:バスでマドリードへ。 椅子は高級で、イヤホンジャックは壊れている。 何か古い映画をやっている。
- マドリード
午後:マドリード到着。 地図と窓から見える風景を比べて、これから歩く道を予習する。あぁ車酔い。
午後:結局道を間違え、少し余計に歩いた。 四つ辻と思ってたところは、五つ角だった。
午後:プラド美術館じゃない方の美術館。名前なんだっけ? 入場券をスーパーのレジみたいな、バーコード・リーダーで読ませる。 変なの。
午後:コテコテ宗教画がたくさん。プラドにはもっと多いのだろうか?
午後:カンディンスキーとクレーを見てほっとする。
午後:美術館のカフェでティラミスを注文するも通じず。がっかり。
午後:お土産屋さんで、クリスマスの飾りの片づけ。
夜:やっぱりスペイン人としては早めの晩ごはん。 サングリアがむちゃくちゃ多くてボられた感じもするが、 イカリング、イワシ揚げ、パエリア、どれもおいしかった。やっと。
夜:さっきのウェーターさん、誰かに似てると思ったら、 ヒロミ(だっけかな?)に似てるんだ。
夜:ホテルのテレビで、「ディープ・インパクト」 今度はサングリアで頭痛…。疲れてますな。
9日(水)
やっと最終日。
朝:ソフィア美術館が開くまで寝坊。街歩くの嫌だもんね。
午前:ソフィア美術館の入口がみつからない。3/4周しちゃった。
午前:中もわかりづらい。いきなり図書室に入ってしまった。
午前:ゲルニカを観た、ミロとピカソを観た。いいなぁ。 他の現代美術はよーわからんかった。
午後:チェックインの列が長い。セルフサービスの機械でやってみた。 BAは座席の図から、座りたいところを選べる。後で荷物を預けることもできるみたい。 LHは窓際と通路側の選択だけだった。
- マドリード→ヒースロー→ミュンヘン
午後:バスゲート。久しぶりだ。
午後:エアバスなかなか飛ばない。 1時間待ち。セキュリティチェックを通れない人が居たとか。
午後:エアバスの液晶テレビは横からだと見えにくい。設計ミス?
午後:ぐっすり寝てたのに、ご飯の時にばっちり起床。偉い。
午後:アヤシイ英語とスペイン語を話すと思ったら、 フライトアテンダントさんは日本人だった。
午後:BAヒースロー→ミュンヘン。むちゃくちゃ空いてる。
午後:ドイツの銀行のキャッシュカードは、 ユーロ圏ではないヒースロー空港でも使えた。便利だ!
午後:機内誌で箱根旅行の紹介。いろいろ勘違いしてるのがおもしろい。 日本の旅行誌もそうなんだろーなー。
夜:ミュンヘン着。-6℃…やっぱり寒いのが落ちつくのである。
夜:またバスゲート。ラジオから、こてこてバイエルン音楽が流れている。
夜:ドイツ人やっぱりでかいし。 スペインに行って背が伸びた気がしたのは、 やはり気のせいであったか。
夜:電車で初めて検札が来た。ありー。回数券がぜんぜん足りなかった。 まだまだ料金体制がわかっていない今日このごろ…。
というわけで、やっぱ家がいいよねー。

脚注

AVE
スペインを縦断する特急。セビーリャで万博が開かれた時にできたらしい。 新幹線より速いがあまりかっこよくない。
オスタル
安いホテル。民宿みたいな感じかな?
カフェ・コン・レチェ
エスプレッソマシンで出してくれるコーヒー牛乳。 ユーロになっても値段が変わらなかったのがイイ。
おばさん払い
お釣りが切りのいい数字になるように払う。 €1.52のものに、€5.52出すとか。
ノーチェ・ド・キング
街の外から王様がやってきて、子ども達にお菓子を配るという、 聖書の三賢人の話にちなんだ年中行事。 なぜか、王様はできるだけ早くプレゼントを配りおわらなくちゃいけない。 スペインではクリスマス・プレセントをこの日にもらうそうだ。

[zunda]
zunda <zunda at freeshell.org>