2002.5.15.
さて。楽しみにしていた、 Kondara MNU/Linuxの HEAD の環境整備です。 リリースされているバージョンのKondaraから、 よっこらしょっといろいろなモノのバージョンを上げないといけないのですが、 それなりに苦労しますし、 日々更新されていきます。 夜寝ているときに仕事をさせるもので、 本職用のPCではちょっとできないのでありまする。
まずは何かシステムを入れないといけないわけです。 これを自分で全部やろうとするとかなーり大変なことになるんだろうな。 でも手元にはKondara 2.1のCD-ROMが焼いてある。ありがたいことです。 今回は最小の構成でインストールして、HEADに行きやすいようにします。
この状態で、360M入ると表示しつつ、パッケージのリストには 一つもチェックが表示されません。 boot floppyを作って、インストール。
OS Loaderにはまだブートセクタを登録していないので、 まずはboot floppyからブートして…。
useradd
mkdir /mnt/tmp mount /dev/hda1 /mnt/tmp cd /mnt/tmp dd if=/dev/hdb7 of=kondara.pbr bs=512 count=1 cd umount /mnt/tmp
/etc/postfix/aliases
で、root: postfix
を
root: zunda
に変更。
cp /etc/localtime /var/spool/postfix/etc/localtime
cp /etc/resolv.conf /var/spool/postfix/etc/resolv.conf
/etc/init.d/postfix restart
visudo
して、こんな感じ。
User_Alias RPMER = zunda Cmnd_Alias RPM = /bin/rpm, /usr/bin/mph-get RPMER ALL=(ALL) NOPASSWD: RPM
まずは、OmoiKondara-HOWTOあたりを参考に、
cvs -z3 -d hogehoge chekout Kondara cd Kondara/tools make
まずは、もう一度visudo
して、
OmoiKondaraがパッケージを知らないうちに放り込まないようにして、
rpm-4に必要なパッケージをそろりそろりと作りました。
screenはどうして作りなおしたんだっけ?わすれてしもた。 とにかく、ここで、以下の手順でpythonをすげかえ。
rpm -e python rpm-python anaconda rpm -ivh python1-1.hoge python1-devel-1.hoge
んで、まずはperlが古い版のrpm-4を作成。 rpm.specでperlのバージョンのシバリをはずして、リリースを一つ下げておいて パッケージをビルド、以下の手順で一度mph-getとmph-etcを消してインストール。
rpm -e mph-get mph-etc rpm -Uvh rpm-4.hoge rpm-devel-4.hoge rpm-build-4.hoge rpm-python-4.hoge rpm-perl-4.hoge popt-1.hoge
んで、RPMのデータベースを新しいバージョンのものにさせる。
rpm --rebuilddb
次に、rpmのバージョンのしばりがゆるいperlを作り、インストール。
古いバージョンのperlが必要なパッケージがあるので、
-UVh --nodeps
。
これで、本来のrpm-4がビルドできる。リリース番号を元に戻してビルド、
平和に-Uvh
でインストール。
最後に、perlの、rpmのバージョンのしばりを元に戻して、 ビルド、インストール。
だんだんメモがあやしくなってくるけど…。
gcc、gcc2.95.3、glibc、gettext、perlとruby一派は比較的平和にできました。
python(2.x系統)は、作るのにpythonが必要な模様。
/usr/bin/env: python: No such file or directory
とか言われるので、/usr/bin/python1.5
をとりあえず
/usr/bin/python
にシンボリックリンクしておいて続行。
あとは、OmoiKondara.logを見ながら適当に全オモコンをくりかえす日々。 足りないパッケージを先にビルド、インストールするとか、 ソースが取れないときは助けてやるとか、 ccacheで作れないパッケージがあるときはccacheを外すとか。 (ccacheのバージョンアップで最近はこういうことはなくなったみたいです。)
Xはフォントのインストールをしようとすると、chkfontpathでひっかかる。 一度chkfontpathをアンインストールして、 HEADのものを作りなおして、インストールしました。 しばらくするとX-4.2.xもできてくるので、Xconfiguratorさっくりと設定。
この他ハマリどころとしては、
$HOME/.ccache
とか/var/tmp/以下をこまめに掃除する。
- 起動しなくなる、カーネル関係のヘッダが無いと言われる
- カーネル関係のパッケージは、
-U
ではなく-i
オプションでインストールして、
古いものを残しておく。
lilo.conf
の編集、lilo
の実行、
ブートセクタの取り出しを忘れない。
- sshでログインできなくなる
- openssh-serverが更新されたのにsshd_configが前のままになっている
- opensslが更新されたのにopenssh関係はまだインストールされていない
などなど…。
時間のあるときは、帰宅前にcvs update -P -d
して、
OmoiKondaraを実行し、
朝に結果を見て、できたものはインストール、
できないものは臨機応変に対応する、ということになります。