しろあん日誌

siroan diary

2002.4.5.


Windows 98とLinuxの入っていたPCに、 Linuxを消してWindows 2000をインストールしました。 もちろん、後でLinuxをインストールするためのスペースも残してあります。 ブートローダーは、Windows 2000のOS Loaderを使います。 インストールしたのは、Windows 2000Pro SP2(英語版)です。

目次


パーティションを考える

以下のような感じで、パーティションが切られていました。 C/H/Sが合っていないのはご愛敬ということで…。

   Device Boot Start     End   #cyls   #blocks   Id  System
/dev/hda1   *      0+    391     392-  3148708+   b  Win95 FAT32      C:(win98)
/dev/hda2        392    1305     914   7341705    f  Win95 Ext'd(LBA)
/dev/hda3       1306    2490    1185   9518512+  83  Linux            /home
/dev/hda5        392+   1305     914-  7341673+   b  Win95 FAT32      D:\backup

/dev/hdb1          0+    913     914-  7341673+   b  Win95 FAT32      E:\My...
/dev/hdb2        914    2490    1577  12667252+   5  Extended
/dev/hdb5        914+    914       1-     8001   83  Linux            /boot
/dev/hdb6        915+    947      33-   265041   82  Linux swap
/dev/hdb7        948+   1305     358-  2875603+  83  Linux            /
/dev/hdb8       1306+   2490    1185-  9518481   83  Linux            /backup

Windows 98(hda1)のMy Documentsはhdb1に置いておいて、バックアップをhda5に、 Linux(hdb5,6,7)の/homeはhda3に置いておいて、 バックアップをhdb8にしてあります。 こうしておけば、万が一どちらかのディスクが壊れても、 壊れた方のディスクだけ取り換えて、OSを入れなおせば復旧できます。

ここに、仕事で必要なWindows 2000をねじこむわけです。 Windows 2000はVFATをネイティブに扱えるので、 My DocumentはWindows 98と共通でいいでしょう。 で、Linuxの/homeのバックアップを止めれば、それほど苦しくなく入るはず。

というわけで、このようにしました。

   Device Boot Start     End   #cyls   #blocks   Id  System
/dev/hda1   *      0+    391     392-  3148708+   b  Win95 FAT32      C:(win98)
/dev/hda2        392    1305     914   7341705    f  Win95 Ext'd (LBA)
/dev/hda3       1306    2490    1185   9518512+  83  Linux            /home
/dev/hda4          0       -       0         0    0  Empty
/dev/hda5        392+   1305     914-  7341673+   b  Win95 FAT32      D:\backup

/dev/hdb1          0+    913     914-  7341673+   b  Win95 FAT32      E:\My...
/dev/hdb2        914    2490    1577  12667252+   5  Extended
/dev/hdb5        914+   1827     914-  7341673+   7  HPFS/NTFS        F:(win2k)
/dev/hdb6       1828+   1860      33-   265041   82  Linux swap
/dev/hdb7       1861+   1861       1-     8001   83  Linux            /boot
/dev/hdb8       1862+   2490     629-  5052411   83  Linux            /

インストール

パーティションテーブル

Windowsのfdiskではext2などのパーティションテーブルはいじれないので、 一度Linuxのインストーラを起動して、パーティションを切りなおします。

インストーラからfdiskを起動してもらい、 上記のようにパーティションテーブルを書き換えたら、Ctrl+Alt+Delでリブート。

次に、Windows 98から、fdisk /mbrして、 以前入れてあったLILOを消します。 実をいうと、これをやらずに、Windows 2000のインストール中にリブートされ、 LILOも起動せず、Windows 2000のインストーラも起動せず、 Windows 98のインストーラからfdiskを使いました。

Windows 2000のインストール

これで、晴れてWindows 2000がインストールできるようになりました。 Windows 98上で、CD-ROMから起動フロッピーを四枚(!!)作り、インストール。

Windows update

んで、素のWindows 2000はとっても危険。 Windows Updateで更新しますが、ここには大きな落し穴が…。

  1. スタートメニューからWindows Updateをぽちっと押す。
  2. Windows update control packageとかいうのを食べさせられる。
  3. Critical Updates Package 7385KBをダウンロード。
  4. Windows 2000 Service Pack 2をダウンロード。
  5. 強制再起動。
  6. *** STOP: 0x0000007B (0xED41B84C,0xC0000034,0x00000000,0x00000000)
    INACCESSIBLE_BOOT_DEVICE
    
    と言われ起動できず。
  7. F8を押して、safe modeになってもだめ。 画面にはCHKDSK /Fしろと出るのだが、 プロンプトにも辿りつかないやん。
  8. インストーラのフロッピーを四枚読むのを待って、repairしてみるが、
  9. インストールからやりなおす
  10. Windows Updateする
  11. 起動できなくなる…

で結局、googleで検索して、この 情報 に助けられました。 曰く、atapi.sysが更新されるとIDEドライブが読めなくなる場合があるらしい。 んなあほな。

結局、Windows Updateをする前に、 F:\WINNT\system32\drivers\atapi.sys をコピーしておいて、Windows Updateしてから、リブートの前に、 それを書き戻してやれば、次も無事起動してくれました。

しかし、CD-ROMドライブにCDが入ってるだけで、IDEディスクを読めなくなるし、 一体どういう作りをしてるんだろうか? はぁ…。


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